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合理的配慮の依頼文を作る前に決める3つの条件

合理的配慮の依頼文を書く前に、困る場面、仕事への影響、お願いしたい調整の3点を整理する記事です。例文とNGになりやすい書き方もまとめます。

合理的配慮をお願いしたい。でも、いきなり依頼文を書こうとすると、診断名をどこまで書くか、何をお願いすればよいか、相手に負担と思われないかで止まりやすい。

依頼文は、長く丁寧に書けばよいものではありません。大切なのは、困る場面、仕事への影響、お願いしたい調整が分かることです。

この記事では、依頼文を書く前に決める3つの条件を整理します。法律上の個別判断や会社ごとの対応は状況によって異なるため、必要に応じて職場の相談窓口、主治医、自治体、支援機関にも確認してください。

結論:依頼文の前に3点を決める

先に決めるのは、次の3点です。

1. どの場面で困るか
2. 仕事にどんな影響が出るか
3. どんな調整があると助かるか

この3点がないまま文章を書くと、「配慮してください」だけが残り、相手が何を検討すればよいか分かりにくくなります。

条件1:困る場面を1つに絞る

まず、困りごとを一つに絞ります。

広すぎる書き方 依頼文にしやすい書き方
集中できません 電話と雑談が重なる時間帯は、文章確認に時間がかかります
忘れやすいです 口頭指示だけだと、期限と提出物を取り違えることがあります
会議が苦手です 会議中に急に意見を求められると、考えをまとめる前に順番が来ます
疲れやすいです 人との打ち合わせ後は、次の作業に移る前に整理時間が必要です

「いつ」「どこで」「何が起きるか」を書くと、調整案につながりやすくなります。

条件2:仕事への影響を書く

次に、業務への影響を1行で書きます。

口頭指示だけだと、作業の優先順位を取り違えることがあります。
長文資料をその場で読むと、要点確認に時間がかかり発言が遅れます。
会議直後に別作業へ移ると、決定事項のメモが抜けやすくなります。

ここでは、性格や努力の話にしないことが大切です。仕事上どんな支障が出るかを書きます。

条件3:お願いしたい調整を1つにする

最後に、お願いする調整を1つだけ選びます。

困る場面 依頼しやすい調整
口頭指示が抜ける 要点をチャットにも残してもらう
長文資料で時間がかかる 資料を事前共有してもらう
会議で急に話せない 事前に議題を共有してもらう
確認漏れが出る 提出前に確認時間を予定に入れる

最初から複数の配慮を並べると、相手も検討しにくくなります。まず一つに絞り、必要なら後で見直します。

依頼文の例

短い依頼文の形です。

口頭指示だけだと、期限と提出物を取り違えることがあります。
作業の抜け漏れを減らすため、指示の要点をチャットにも残していただけると助かります。
まずは次の2週間、この方法で試せないか相談したいです。

長文資料の場合です。

長文資料をその場で読むと、要点を把握するのに時間がかかります。
会議前に資料を共有していただけると、確認点を整理して参加しやすくなります。
可能な範囲で、前日または会議前までの共有を相談したいです。

疲労が関係する場合です。

打ち合わせが続くと、決定事項の整理が追いつかないことがあります。
会議後に5分だけメモを整理する時間を予定に入れられると、抜け漏れを減らしやすいです。

避けたい書き方

次のような書き方は、相手が検討しにくくなります。

  • 「全部配慮してください」
  • 「自分には無理です」
  • 「診断があるので、この仕事はできません」
  • 「前の職場ではこうしてもらいました」

必要な配慮は、職場の業務内容や体制によって変わります。前例や診断名だけで決めるのではなく、今の仕事で何が困っているかを中心にします。

試す期間を決める

合理的配慮は、一度で完成させるより、試して見直す方が現実的です。

まず2週間試し、作業の抜け漏れが減るか確認したいです。
次の会議3回で試し、必要なら方法を調整したいです。

期間を区切ると、相手も検討しやすくなります。

参考情報

情報確認日:2026年6月28日

まとめ

合理的配慮の依頼文は、長く書く前に条件を整理します。

困る場面、仕事への影響、お願いしたい調整。この3点がそろうと、依頼文は短くても伝わりやすくなります。まずは今日、お願いしたいことを一つだけ選び、2週間試す形で相談文にしてください。

今日から試す3ステップ

  1. 困る場面を1つ選ぶ
  2. 仕事への影響を1行で書く
  3. お願いしたい調整を1つだけ文にする

参考情報・注意

この記事は当事者の経験と一般情報をもとにした読みものです。本文中に参考資料や公的機関・専門機関名がある場合は、あわせて確認してください。診断、治療、服薬の判断は医師などの専門家に相談してください。

著者について

ADHD当事者としての経験を出発点に、公的機関の情報や関連資料を確認しながら、仕事と生活に取り入れやすい工夫を紹介しています。詳しい運営方針は ズレハックについて を確認してください。

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